型
今日の午後は、デザイナーの友人と打ち合わせ。6月~7月の段取りを決めて、今年の秋冬ものからさっそく欲しい商品を選んできた。(帰ったらすぐにいろいろ動かねばならないので、お声をおかけしている方、どうぞよろしくね!)
帰りがけに foyles に立ち寄るが、なかなか欲しい内容の本がみつからない。明日も別の書店に行ってみよう。滞在中にみつかるだろうか。
さて、実質的に明日一日を残すのみとなった。ここ何年か、毎年だいたい同じような過ごし方をしているが、一昨日、グリニッジに行ったときにふと気づいたことがあったので、明日は最終日のてくてく歩くコースをやめてみようと思う。
(左の写真はグリニッジ・パークで。イギリスの犬は見知らぬ犬でもアイコンタクトをとって目でコミュニケーションしてくれるような気がする)
グリニッジは初めてで、事前に何も調べずに行ったので、ツーリストインフォメーションでもらった地図と勘を頼りに歩いた。途中、気になる路地に入ってみたり、何かありそうな気配のする道をずーっと歩き続けたり、公園で好きなだけ時間を費やしたり。
なんだかこの感覚、ひさしぶり。
最近の私は、いつも目的地か目的のものごとをめざして、ある場所に移動する、ということばかりをしているように思う。仕事のときは、打ち合わせに行くのに最短な行きかたをして、次の打ち合わせに行く途中に○○に寄って、終わったらあのお店でお茶を飲んで、帰りに○○に寄って・・・と段取り。家人とふたりで行く旅だって同じ。ホテルを出てあのお店に○○を食べに行って、次に○○まで移動して腹ごなししたら、次には○○に向かってスイーツを食べて・・・。
これって、とても効率的なんだけど、なんだか型の中を歩き回っているだけみたい。たとえ初めて訪問した国、土地だって、行く場所を決めて、目的地めぐりをしているだけなら、型の中にいるのと同じじゃない?
ということで、明日はあえて、いつもと違うように動いてみたいなと思っている。
(写真右は、31日から 始まる市川海老蔵の公演のポスター。29日に帰るのでぎりぎり見ることが出来ない。残念。英国での歌舞伎への反応、生で見たかったな。歌舞伎の人たちは、伝統や型を重んじつつ、新しいものを生み出すパワーがあるのが魅力。といいつつ、成田屋さんは贔屓じゃないけど・・)
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