いつもの5月
今年も渡英の季節がやってきた。前日の仕事関連での意気消沈と、家を出なければいけない時間の15分前に急いでパッキングするという今までにないバタバタで、ちょっと落ち着かない暗めモードで成田に到着。
さらに、行きの飛行機で初めて重量超過料金を取られ(いつもと変わらない重さなのに!)、空港内で入ったトイレの鏡で白髪を一本みつけて(通算3本目)、最悪の気分で搭乗した。(写真:スーツケースに貼られた“heavy”のステッカー。30kg超えたわけでもないのに・・・)
飛行機の中はがらがら。もちろん隣も空席で、横一列に2人か3人しか座っていない。私はいつもVirgin Atlanticなのだが、毎年5月のこの時期の平日の飛行機はすいているので、プレミアムエコノミーにするよりも、すいているエコノミーのほうが快適に感じる。
隣の席も使って広いスペースで少し眠ったあと、映画を2本見て、James Blunt をボリュームいっぱいでヘッドフォンで聞いて、やっとリラックスしてきた頃、ロンドンに到着した。
今年は、サービスアパートメントに泊まることにしてみた。ここのところ物価の高いロンドンは、ホテル代がとても高く、自分なりの条件にかなうホテルを探すと、普通の部屋なのに1泊£100以上する。コストを少しおさえて、かつ部屋に小さくても良いのでキッチンのあるところがいいなと思って、今回のチョイスとなった。
とりあえずスーツケースを置いたら、いつも荷ほどきをしないうちにまず街に出る。今回泊まるエリアにどんなお店があるかざっとチェックして、Time Out (ぴあのような情報誌。ぴあ創刊時に参考にされた雑誌です)と水の大きなボトル、お花を買う。
歩いて5分ほどのメリルボーン・ハイ・ストリートの、WAITROSEという良いスーパーマーケットへお買いもの。場所柄、リラックスしたおしゃれな人も多くて、そんな人たちの買いものカゴの中をちらりとのぞくのも楽しい。
今年の部屋には冷蔵庫も電子レンジもあるので、シェパーズ・パイ、トライフルなど、いかにもイギリス的なものもつい買ってきてしまった。滞在中、調子に乗って買いすぎて冷蔵庫がいっぱいにならないように気をつけよう!
お花屋さんが店じまいをしているところだったので、車にまだ乗っていないものの中から、なでしこを一束選んだ。地味だなぁーと思いながら帰ってきたけど、グラスに入れてテーブルにのせると、部屋をなごませる存在感をちゃんと放つ。日曜の朝はフラワーマーケットに行くので、もうちょっとだけお花を買うことにしよう。
テレビをつけながら荷ほどきしていると、19:30から A Year at Kew, How To Be a Gardener, Gadener's World と3本の園芸番組が続く。
23日からのチェルシー・フラワー・ショウ関連では、前々日の21日からショウの期間中、毎日1時間の特集番組がある。大きなショウ・ガーデンだけでなく、フローラル・パビリオン内の小さな展示もしっかり取材している見ごたえある番組で、これを見てショウにのぞむかのぞまないかで、楽しみが大きく変わる。日本も「趣味の園芸」だけでなくて、モダンな都会の庭に焦点を当てたり、育てることばかりに重点をおかない切り口の番組も増えたら、植物と身近に暮らす人たちがもっと増えるのになと思う。
少し眠くなってぼうっとしていたら、テレビからモリッシーの声。あぁ、なつかしい。
今年もできれば、滞在中ちょっとでも毎日アップしたいと思う。
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Comments
cappuccinaさん、こんにちは。
コメントありがとう~!
きれいなティカップや美しいレースをみつけると、
cappuccina さんと一緒に見たいなぁと
そのたびに思ってしまいます。
雨と風で迎えてくれて、ロンドンよ、アリガトウよと
ボサボサ頭の私です。
Posted by: やすき | 21 May 2006 07:56
なんか、ロンドンからお帰りって言われているみたいな日記デスね!
いいなー。
春のロンドン。
楽しんでくださいませ!
おいしいお紅茶もうらやましい。
Posted by: cappuccina | 20 May 2006 16:58