18 June 2005

お茶の効用

お茶、コーヒー、紅茶。さて、何を飲もうかな。

リラックスしたいとき、風邪っぽいとき、食べ過ぎたとき、おなかが痛いとき、甘いものが食べたくなったとき・・・にそれぞれ飲むお茶がある。ハーブティだったり、紅茶だったり、日本茶だったり。

DSCF0146朝飲みたいのは、やはりブレックファースト系。濃いめの紅茶にミルクを入れて頂く。今はTAYLORS of HARROGATE(テイラーズ・オブ・ハロゲート)の紅茶が、コクがある香りよいミルクティを味わえるので、お気に入り。イングリッシュ・ブレックファースト、スコティッシュ・ブレックファースト、アイリッシュ・ブレックファーストとそれぞれ揃うのも楽しい(ウェルシュもあるといいのに)。

それぞれの缶の記載は以下のとおり。
 ◇ENGLISH BREAKFAST:
   A rich and refreshing tea blended to our traditional recipe
 ◇SCOTTISH BREAKFAST:
   A traditional Scottish blend with rich, full flavour
 ◇IRISH BREAKFAST:
   A traditional blend for lovers of strong tea

ね、面白いでしょう?

TAYLORS of HARROGATEの紅茶は日本の水に合うみたい、と母の友人に10年ほど前にお聞きしたのがここの紅茶を常備するようになったきっかけ。TAYLORS of HARROGATEは、硬水、軟水という異なる水質を考えて紅茶を作っているのだそうだ。自分の住む地域の水に合わせて紅茶選びができる、というのは今年渡英した際におみやげに頂いた紅茶で遅ればせながら知った。

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お茶の時間には、もう少し香りのあるものが飲みたくなる。すがすがしい緑を感じる緑茶でも、香ばしいほうじ茶でもいいし、甘い香りのアップルシナモンティでもいい。あたためたミルクにキャラメルティを煮出すのもおいしい。

お昼ごはんを食べ過ぎたら、フェンネルやミントのハーブティを飲むとすっきりする。でも、クライアントさんのオフィスにおじゃましているときは、ペットボトルのお茶に頼ることになってしまうことが多い。

最近のペットボトルのお茶の豊富な種類には本当にびっくり。味のこだわりだけでなく、さまざまな効果を期待できるお茶も登場している。ハーブの効能入り緑茶が13日に発売になった。

そのハーブがビンカマイナー。このラテン語の名前はあまりなじみがないかもしれないが、日本名ではヒメツルニチニチソウという。住宅街を気をつけて歩いていると必ずどこかの庭に植えられている、とても身近な植物だ。我が家でも旺盛にツルを伸ばしている。

この植物には、実は嬉しい効き目がある。ヨーロッパ(特に西欧、南欧)では、頭をすっきりさせるハーブティとしてとてもポピュラーで、日本でも以前はビンカマイナーの抽出成分を配合した薬があったらしい。

夏の始まる前に、雑誌で組まれる部分やせ特集。腹筋運動やダンベル体操などをする際は、引き締めたいと思うところに意識を集中して、という記載が必ずある。なにか効果を期待してお茶を飲むときも、その感覚は同じような気がする。信じて飲むからこそ、より効くような気がする。

無意識に選ぶお茶の種類、紅茶の種類。でも無意識のなかの意識で、自分のからだが求めているなにかを感じ取って、種類を選んでいるに違いない。ひとくちひとくちをじっくり味わいながら、お茶に含まれる効用をしっかり期待しよう。。。

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これは、軟水用の赤ラベルの商品 『YORKSHIRE TEA』。石灰がいっぱい入った硬水向けの「For Hard Water」の黒いラベルの商品もあるそう。

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10 June 2005

新茶の季節

大切なお友だちから新茶が届いた。おばあさまが作ったばかりの新茶を、できるだけ早く香りのよいうちにと、そっと玄関に置いていってくれた彼女の心づかいがとても嬉しい。

ふたをあけると新鮮なよい香りがふわっとたちのぼった。上手においしく入れたい。お湯の温度をネットで検索して確認する。

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渡英の際、スーパー、紅茶専門店、デパート、食料品店などで、数種類の紅茶を買いだめする。フォートナム&メイソンで必ず買うのはアールグレイ。フォートナム&メイソンのアールグレイ・クラシックは人によっては苦手と言う方もいるほど、独特の強い香りがある。これほど癖のあるアールグレイはなかなか他にはなくて、私は好き。他のブランドのアールグレイも2缶並べて、順番に飲みくらべて楽しむ。

5月の渡英で嬉しいのは、ファースト・フラッシュやセカンド・フラッシュの特別なダージリンが手に入ることだ。通常の紙包みの紅茶は、250グラムで6ポンドほど。でも、ファースト・フラッシュやセカンド・フラッシュは125グラムで12~18ポンドする。包みも特別。今年はきれいな水色のリボンで飾られていた。

うっすらとした色合いの、フレッシュで品のある香りを楽しめる、この季節だけの紅茶。透明感のある繊細な味と香りを楽しみたくて、お茶うけはなし。紅茶だけをじっくり楽しむ。

今年は、私の大気に入りのお料理屋さんへのお土産としてひと包み買ってきた。有機野菜を使って、丁寧に素材の味を生かしたお料理づくりをされる方の舌で味わっていただいて、その感想をぜひお聞きしたい、という私の勝手な希望。

次回お会いする際に、ぜひ感想を聞かせてくださいね。

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新茶を入れるのは、70~80度くらいが適温という記載と、人肌よりちょっと暖かめの50~60度が適温という記載があった。人それぞれ好みは異なるので、自分で試してみつけるのがよさそう。

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24 May 2005

ジェイミーの食育

ジェイミー・オリバーが、学校給食を憂いて動き始めたらしい。彼も今や二児の父。自分の子どもが学校で何を食べるのか気になり、その実態を知って動かずにいられなかったのだろう。去年、在英の日本人の女性からお聞きした、英国の子どもたちの食生活の話しがとても印象深かったことを思い出した。

ジェイミーはかなり積極的に動いていて、すでにロンドンの30校ほどを実際に訪ね、子どもたちや給食担当の人々の教育をしている。さらには政府にも、もっと学校給食のことをちゃんと考えて、費用もかけるべきだと働きかけているそうだ。イギリスの学校給食が子どもひとりあたりの一食分にかける材料の費用はわずか35~37Pらしく、ヨーロッパのどこかの国では1ポンド以上はしっかりかけているというから、その差はとても大きい。

そんな彼の働きをまとめたテレビ番組も放映されたそうだ。“THE INDEPENDENT”に関連記事がある。

そういえば、15年以上前にロンドンのイギリス人のあるご家庭にホームステイさせていただいた時に、子どもたちが自分でランチボックスを準備することに驚いた。そして、その内容・・・クリスプ、チョコレートバー、小さなリンゴ1個(もちろん洗わない)、オレンジ色のシロップを水で薄めたオレンジジュース・・・にもっと驚いた。

と、ここまで書いていたら、テレビにジェイミーがスーパーのSainsbury'sのアスパラのCMで登場。またポッチャリしたみたい。3~4年前の滞在中の新聞で、『あなたがファッショナブルだと思うのは?』という特集があり、トップ10とワースト10が紹介されていた。ワースト10上位に顔を出す人は、トップ10にもランクインしている場合が多く、ベッカムもそうだった。しかし、ジェイミーはワーストの上位に位置しているにも関わらず、トップ10には名前がない。セレブ・シェフながら、『ダサ』系と映っているんだなぁと笑った。

学校給食のプロジェクトは社会の受け止め方も反応も上々で、さっそく効果が出ているらしい。ジェイミー、がんばれ!






24may-1今日のランチは、トラディショナル・イングリッシュ・ブレックファースト。写真のような一皿+トースト+紅茶のセットで、ブレックファーストという名前ながら、一日じゅういつでもオーダーできる。やはり、滞在中はこれを一度は食べないと気がすまない。

24may-2お昼を食べながら窓の外を見ると青空。今日は“heavy shower”という予報だったはずなのに。よかった!

24may-3これはチャイナタウンでのピータン入りのお粥。じわーっとおなかにあたたくしみわたって疲れがとれる。食後に出てくる無造作に切ったオレンジも嬉しい。

このお粥もいつも同じお店でやっぱり毎年食べている。なんてワンパターン・・・。


24may-4チューリップがだいぶ開いてきた。

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