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29 April 2006

チェルシー・フラワー・ショウ 2002 <8>

ショウのお楽しみはいろいろ
トレンドやお気に入りのグッズ探し

(いずれの写真もクリックすると大きめの画像が開きます)

1_5 毎年開催されるチェルシー・フラワー・ショウには、花や葉の色、ガーデンを構成する素材、スタイルなどに、その年それぞれのトレンドがあります。今年のショウを大きく支配していたのは、"go back to nature(自然回帰)"。前述でご紹介したショウ・ガーデンの多くが、自然な景色を背景に植物を主役にすえたスタイルのガーデンでした。去年は、コンクリートや錆びた鉄などを配したミニマルでモダンなガーデンが注目を集めましたが、今年はそういう素材を前面に出したデザインは影をひそめていました。
<写真左:自然のままが再現された庭 "Somerset Revival" (Courtyard Gardens) より>

3_7 また、「水」の存在を感じるガーデンが多かったことも特長でしょうか。ショウ・ガーデンの中にも、鳥の飲み水のために流れる水、透明な球の中にうずまく水、浄化して流れる水、ガーデンの中心に静かに横たわる水、鯉が泳ぐ池の水など、水が重要な役割を果たすガーデンが多く見られました。空や植物を映す静かな水も、低い音をたてて流れる水もどちらも、そのかたわらで水の音を聞いたり、水にふれていながらしばし休んでいたくなるような心地よさを醸していました。
<写真右:水が渦巻く球体 "Elevation" (Show Gardens) より>

4_4 色の流行は、パープル。パープルの人気はおととしから続いています。今年のパープルは、ライラックブルーのような淡い藤色から、ワインのような濃いパープルまでのヴァリエーション。水色のような淡いパープルが美しいアイリス、ほとんど黒に近い深い色の葉を持つヘウケラ(コーラル・プラント)や、ワインレッドのアザミも目をひきました。
<写真左:ワインレッドのあざみ "Severn Trent Water Bird Garden" (Show Gardens) より>

6_4 そのほかに印象深かったのがオレンジ色の花々。まぶしいほどあざやかな色、赤に近い色ももちろんありましたが、特に印象に残っているのはやわらかさを持つ淡い色合いのオレンジ色です。この色が集まる庭の持つ華やかさ! あたりをふわーっと光で包みながら発光しているようにさえ感じました。
<写真右:あざやかなオレンジ色のIceland Poppy(シベリアヒナゲシ)>

13_2 ガーデン・デザインや植物以外の楽しみもショーにはあります。屋外には、大きな家具、パーゴラ、トピアリー、裏庭に置く子ども用の小さな家、最新の芝刈り機から、ガーデン手袋、銅や木でできたネームタグなどのガーデン小物、学校案内まで、さまざまなブースが並んでいます。両手いっぱいにお買い物をする人々も。
<写真左:アンティークの大きなジョーロを持つ男性>

10_3 たくさんの人が集まっていて中に入ることさえできなかったのが、アンティークのガーデニング・ツールを扱うお店です。錆びて古びたじょうろ、シャベル、フォーク、ネームタグ、苔むした小さなテラコッタの鉢、古いボタニカル・アートなどなどが小さなスペースにぎっしりと並び、たくさんの人々が夢中で品定め。アンティークのじょうろが持つ風合い、デザインは素晴らしくて、コレクションの価値ありです。
<写真右:アンティークのシャベル類>

15_3 テラコッタの鉢で知られるウィッチフォード社の出展スペースもありました。きれいな寄せ植えがほどこされた見事な鉢は、そのまま持ち帰りたいほど。ウィッチフォード社のテラコッタは、ショウ・ガーデンでGold(金)メダルを受賞し、今年のベスト・ガーデンにも選ばれた、Roger Platts氏の"Garden Open"の片隅にも置かれていたり、フローラル・パビリオン内のジェッカさんのハーブの植え込みのまわりを囲むエッジにも使われていました。
<写真左:積み上げられたテラコッタの鉢>

19_1 ブースから離れて、Courtyard Gardens(コートヤード・ガーデン)が並ぶピクニック・エリアのあるほうへ歩くと、そこにはさまざまなガーデン・オーナメントのメーカーが点在しています。大きなアリ、クモなどの虫のオブジェや、フクロウやウサギが草むらの中からこちらを見ています。かなりグロテスクなウサギには2800ポンドというお値段がついていました。
<写真右:ふくろうのオーナメント>

さて、チェルシー・フラワー・ショウのご紹介も次回が最終回。来週は、ショウの最終日にニコニコ顔で会場を後にする人々と、BBCのガーデニング番組についてお送りします。

~そのほかの写真~

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<左から:ミミズを使ったコンポストの会社、バードフィーダー(虫カゴ、バードハウスを扱う会社)、熱心に選ぶ人々、アンティークのガーデングッズが並ぶ>

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<左から:ウィッチフォード社のマーク、きれいな寄せ植えとテラコッタの鉢、"Jekka's Herb Farm"のエッジ>

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<左から:ピクニック・エリア、クールなオーナメント、屋外のオーナメント この手は・・・、花の形のパラソル>

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<左から:キュートな犬のオーナメント2種。 コラコラ・・・、何を夢中で掘っているの?>

※このリポートはMainichi INTERACTIVE(毎日新聞)に2002年に連載したものです。イベント日時などは当時のものですので、ご注意ください。

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