ありがとうございました。
6月18日にジュリオが亡くなって、四十九日が過ぎました。
その間も「ジュリオがいない」ということが本当によくわからなくて、
このブログをまとめることで心の整理をしていたように思います。
約10年前にひょんなことでこのブログを始めたとき、
ジュリオは実家の子で週末だけうちに来ていました。
週末しかここにいないけれど、大好きなジュリオとずっと一緒にいる気持ちで、
写真を撮りためて毎日更新していました。
その後、父の容態が悪くなりその介護で母が手いっぱいなので、
ジュリオはまるまるうちの子になりました。
区役所にジュリオの登録変更に行ったとき、
小おどりしたいぐらいにうれしかったのをよく覚えています。
ためてしまうこともあったけど、それからほぼ毎日ジュリオのことを記してきました。
そうすることがわたしのペースになっていたし、
ジュリオがいてくれていることと合わせて、たいせつな支えとなっていました。
去年の5月にジュリオが悪性リンパ腫とわかってからは、
治療のメモを残す大切な場所になりました。
毎週の抗がん剤治療によるからだの変化を記すことは、
治療をかさねていくなかで、立ち戻って見ることができて助かることもよくありました。
外科手術をして完全に取り除いて、完治を望めるガンではないとわかっていたから、
いつかここにジュリオとのお別れのことを書く日が来ることを覚悟はしていたものの、
ジュリオは特別だから、いなくなるなんてことはないって
何も根拠のないことをどこかで信じたりもしていました。
でも、ジュリオは逝ってしまいました。
いなくなってから毎日待っていたけど、やはり帰って来ないんだって、
最近ようやくわかってきたような気がします。
いつまでもわたしが泣いてここにしばりつけていると、
幸せな新しい命に生まれ変わることができないとは頭では考えられるのだけど、
でも、
ミニチュアシュナウザーとフレンチブルドッグのミックスで、
どこかちょっとへんな、おじさんっぽい、あの顔とからだのジュリオはやっぱり、
あの見た目と魂のセットでずっとわたしたちのそばにいてほしいと思ってしまう。
きっと生まれ変わっても、あの面白い愛しいジュリオの魂はここに来てくれるんだと
ずっとついていてくれるはず、と思ってしまいます。
ジュリオがいなくなってからずいぶん女々しく思ったままをここに書いてしまいました。
みっともないなと思いつつ、それしか書けなかった。
四十九日を過ぎ、毎日の思いをここに綴るのは、
おしまいにしなければいけないのかなと思っています。
これからも月命日があるし、新盆、百か日、一周忌と節目節目に、
きっとまたわたしはここに戻ってきて、ここでジュリオと向き合って思いをまとめることで、
自分の気持ちを鎮めることを続けてしまうだろうけれど、
でも、いったん区切りとしたいと思います。
今までジュリオに会いにここに来てくださったみなさま、
本当に本当にありがとうございました。
みなさんの大切なわんちゃん、ねこちゃん、そしてご家族の方々が病気や哀しいことなく、
しあわせいっぱいにこれからもずっとずっと長く一緒に暮らせることを
ジュリオとともに心から願っています。
ジュリオ & ジュリの姉 より。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ジュリオ君とママさんのお写真見て涙が溢れてきました。

ジュリオ君、ママさんありがとう♪
でもブログがもう見れなくなるのは淋しいからたまにでもいいからUPして下さいね
私はこのブログが大好きです
投稿: クルこのママ | 2014年8月11日 (月) 13時59分
ジュリさんが元気だった頃も、旅に出てからも、ここを覗くのが日課でした。ジュリさん、ありがとねー
思い出話でもいいから、これからもたまにはここで聞かせて欲しいです。
時間が経てば辛い気持ちが和らぐかなぁと思ってましたけど、違う寂しさがまた増えてきますね。
犬がくれた計り知れない喜びに比べたら、この寂しさは小さいものなんだと思うようにして、なんとか過ごして行きたいですね。
投稿: くらお&隊長 | 2014年8月11日 (月) 14時12分
クルこのママさま
コメント、そしていつもジュリさんに会いにここに来てくださって、ありがとうございました。私的な気持ちを綴っていたブログなのに、読んでくださって、そして『大好き』と言ってくださってうれしいです。コメントいただくのがとても楽しみで、いつもありがたく思っていました。
お言葉に甘えて、またここに来てたまに書きますね。ジュリオと一緒にいる気分を味わいながら!
クルミちゃん、暑さに負けないで元気でママさんのそばにずっといてね。ジュリオからもお願いです♥
投稿: ジュリオ&ジュリオの姉 | 2014年8月14日 (木) 00時59分
くらおアニキ&隊長さん
くらおアニキがジュリオの一週間後に虹の国へ旅に出てしまうなんて、思ってもみませんでした。哀しみがダブルで押し寄せてきて、どうしようもない気持ちだったけれど、くらおアニキがそばについていてくれるから、ジュリオはわたしがついていなくてもひとりで川を渡ることができて、虹の国でも楽しくしているのだと感謝いっぱいです。
同じ時期に宝ものを失った隊長さんとは、つらくてたまらない心の状態のデリケートな変化がほぼ同じなので、その気持ちを一緒に感じてかみしめることで、わたしも救われています。
まだまだ、これからもずーっと、寂しい+つらい+苦しい気持ちは続くだろうし、そして、この心が押しつぶされるような気持ちはどんなにつらくてもずっと抱えていたいようにも思います。なんとかがんばって毎日を前向きに過ごしていきましょうね!
投稿: ジュリオ&ジュリオの姉 | 2014年8月14日 (木) 01時09分